農業・生命・医学
自然集団の遺伝的変異の蓄積(チェトヴェリコフ)
野生のショウジョウバエ集団が多数の潜性突然変異をヘテロで隠し持つことを示し、これが進化の材料になると論じた。集団遺伝学を野外に持ち出した最初の研究で、弟子のティモフェーエフ=レソフスキーらと、影響を受けたドブジャンスキーを通じて総合説に流れ込んだ。1929年に逮捕され研究は中断。
チェトヴェリコフは1926年の論文「現代遺伝学からみた進化過程のいくつかの側面」で、ハーディ=ワインベルクの法則から、自然集団に現れた突然変異は淘汰されない限り消えず、潜性ならヘテロ接合の個体に隠れて集団に蓄積すると論じた。種はこうした変異を「スポンジのように」吸い込み、環境が変わればそれが材料になる、という考えである。これを確かめるため彼の研究室は黒海沿岸などで野生のショウジョウバエを採集し、近親交配で潜性の変異を表に出した。1927年にベルリンの国際遺伝学会議で報告されたこの調査では、野外の個体の多くが何らかの潜性突然変異を持っていた。集団遺伝学の数理を実際の野生集団の調査と結びつけた最初の試みであり、その方法と考えは弟子のティモフェーエフ=レソフスキーや、影響を受けたドブジャンスキーを通じて西側に伝わった。
- 年
- 1926年
- 人物・組織
- セルゲイ・チェトヴェリコフ(コリツォフ実験生物学研究所)
- 場所
- モスクワ
- 地域
- ヨーロッパ
- 分野
- 農業・生命・医学 / 進化・遺伝
- 時代
- 20世紀
176件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
26段の系譜をさかのぼれる
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直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
これを土台に生まれたもの
- まだ登録されていません
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「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から26段で自然集団の遺伝的変異の蓄積(チェトヴェリコフ)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前300年頃エウクレイデス『光学』(視線の幾何学)
- 160年頃プトレマイオス『光学』(屈折の測定)
- 1021年光学(『光学の書』)
- 1286年頃眼鏡
- 1608年望遠鏡
- 1666年光の分散(プリズム)と反射望遠鏡
- 1758年色消しレンズ(アクロマート)
- 1826年色消し顕微鏡
- 1839年細胞説
- 1892年生殖質説
- 1902年染色体説
- 1910年ショウジョウバエ遺伝学
- 1926年自然集団の遺伝的変異の蓄積(チェトヴェリコフ)
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