農業・生命・医学
受精における核の合体と染色体数の半減(ヴァン・ベネデン)
ウマ回虫で卵と精子が染色体を半数ずつ持ち寄り、受精で合わさることを示した。核が遺伝を運ぶことの物的証拠で、ヴァイスマンの生殖質説と染色体説の直接の前提。
ヴァン・ベネデンが材料に選んだウマの回虫は、体細胞の染色体が4本(変種によっては2本)しかなく、大きくて観察しやすい。卵と精子ができるまでの細胞分裂を追うと、それぞれの核は染色体を半分の2本しか持たず、受精で精子の核が卵に入っても両者は一つに溶け合わず、2本ずつの染色体が並んだまま最初の分裂の紡錘体に乗ることが見えた。つまり受精卵の染色体は父母から同数ずつ持ち寄られ、その数が世代ごとに倍にならないのは、配偶子をつくるときに半減しているからである。ヘルトヴィヒはウニで精子の核が卵の核と合体することを見ていたが、染色体の数を数えて示したのはこの研究が最初である。ボヴェリはこれを踏まえて同じ回虫で染色体が分裂を越えて個性を保つことを論じ、ヴァイスマンは生殖質説のなかで、この半減を遺伝物質を世代ごとに半分にする仕組み(減数分裂)として位置づけた。
- 年
- 1883年
- 人物・組織
- エドゥアール・ヴァン・ベネデン(ヘルトヴィヒのウニでの核合体の観察 1876 が先行)
- 場所
- リエージュ
- 地域
- 国際・不詳
- 分野
- 農業・生命・医学 / 進化・遺伝
- 時代
- 産業革命期
49件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
23段の系譜をさかのぼれる
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直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
これを土台に生まれたもの
- まだ登録されていません
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「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から23段で受精における核の合体と染色体数の半減(ヴァン・ベネデン)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前300年頃エウクレイデス『光学』(視線の幾何学)
- 160年頃プトレマイオス『光学』(屈折の測定)
- 1021年光学(『光学の書』)
- 1286年頃眼鏡
- 1608年望遠鏡
- 1666年光の分散(プリズム)と反射望遠鏡
- 1758年色消しレンズ(アクロマート)
- 1826年色消し顕微鏡
- 1839年細胞説
- 1883年受精における核の合体と染色体数の半減(ヴァン・ベネデン)
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