電気・通信
スミス=パトナム風車(メガワット級の系統連系)
1.25MWの風車が1941年10月に電力系統へ同期して送電した。1943年に主軸受が破損し、戦時の部品不足で長く停止、1945年に再開後に翼が折れて運転を終えた。採算も合わなかった。ユール風車(1957)の先行例。
風車の大型化は、羽根にかかる力が急に大きくなるため難しい。技術者のパトナムが大規模な風車の計画を進め、水力タービンなどを作っていたS・モーガン・スミス社が製作した。直径は約53mで、二枚の羽根を持ち、風の強さに応じて羽根の角度を変え、回転を保った。風車は電力系統と同期して発電し、近隣の需要に電気を送った。
運転中に主軸受が壊れ、戦時で部品の調達が遅れて修理に長くかかった。再開後の1945年に羽根の一枚が折れ、会社は採算が見込めないとして計画を打ち切った。この風車の出力は、1970年代末までほかの風車に超えられなかった。デンマークのユールが1957年に建てたゲザー風車など、戦後の風力発電の研究は、この大型機の経験を参考にした。
- 年
- 1941年
- 人物・組織
- パーマー・パトナム/S・モーガン・スミス社
- 場所
- キャッスルトン(バーモント、グランパズ・ノブ)
- 地域
- 国際・不詳
- 分野
- 電気・通信 / 電力(発電・送電)
- 時代
- 20世紀
135件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
24段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から24段でスミス=パトナム風車(メガワット級の系統連系)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1643年気圧計
- 1650年真空ポンプ
- 1865年水銀真空ポンプ(スプレンゲル・ポンプ)
- 1879年白熱電球
- 1880年電力会社(エジソン電灯会社)
- 1882年送電網(直流)
- 1888年交流送電システム
- 1941年スミス=パトナム風車(メガワット級の系統連系)
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すべてのつながり
技術的な土台3件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
これを先行例とするもの1件
この発明のあとに、独立して似たものを生んだ例。
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