農業・生命・医学
ネアンデルタール人の発見(フェルトホーファー洞窟)
採石場で出た頭蓋冠と骨を現生人類と異なる古い人類と判定し1857年に発表。化石人類として初めて認められた標本で、1864年に別種ホモ・ネアンデルターレンシスと命名された。ジブラルタル(1848)は先行するが当時は未認識。
1856年8月、フェルトホーファー洞窟で石灰岩を採掘していた作業員が頭蓋冠と四肢骨などを掘り出し、地元の教師で博物学者のフールロットが、これを洪積世の古い人類の骨と見抜いた。ボン大学の解剖学者シャーフハウゼンは、張り出した眉弓と低く長い頭蓋が現生人類の変異の範囲を超えると判断し、1857年に共同で発表した。しかし『種の起源』刊行前のことで、病気で変形した現代人の骨、あるいはナポレオン戦争で死んだコサック騎兵の骨とする反論が強く、病理学者ウィルヒョウもくる病などによる変形と見た。1864年にアイルランドのゴールウェイで教えていた地質学者キングが別種として命名し、1886年にベルギーのスピで同様の骨格が二体出たことで、種としての地位が固まった。名は谷の名にちなみ、谷の名は17世紀の賛美歌作者ノイアンダーに由来する。
- 年
- 1856年
- 人物・組織
- ヨハン・カール・フールロット/ヘルマン・シャーフハウゼン(種名はウィリアム・キング 1864)
- 場所
- ネアンダー谷(デュッセルドルフ近郊)・ボン
- 地域
- 国際・不詳
- 分野
- 農業・生命・医学 / 進化・遺伝
- 時代
- 産業革命期
114件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
21段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
これを土台に生まれたもの
- まだ登録されていません
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から21段でネアンデルタール人の発見(フェルトホーファー洞窟)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前300年頃エウクレイデス『光学』(視線の幾何学)
- 160年頃プトレマイオス『光学』(屈折の測定)
- 1021年光学(『光学の書』)
- 1286年頃眼鏡
- 1590年頃顕微鏡
- 1735年分類学(二名法)
- 1796年比較解剖学と絶滅(キュヴィエ)
- 1856年ネアンデルタール人の発見(フェルトホーファー洞窟)
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すべてのつながり
技術的な土台2件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
きっかけ・需要1件
直接の部品ではないが、生まれる動機や手本になったもの。
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