制度・経済
代表法(標本調査の原理、キエール)
全数調査の代わりに、地域と階層を縮図のように選んだ標本から全体を推計する「代表法」を提唱した。当初は反対されたが1903年に統計協会が承認し、ボウリー・ネイマンの標本理論と世論調査への道を開いた。
19世紀の公的統計では全数調査でなければ信頼できないという考えが支配的で、部分的な調査は不完全なものとしか見られていなかった。キエールは1894年にノルウェーで所得と生活状態の調査を行うにあたり、全国を縮小した形になるよう都市と農村、職業、所得の階層を組み合わせて調査対象を選び、全数調査の結果と比べて誤差が小さいことを確かめた。1895年のベルンの国際統計協会の会合でこれを「代表法」として報告した。
全体の縮図になるように標本を選ぶという考え方は、標本が全体を代表するとは何かという問いを統計学に持ち込み、無作為に選ぶ方法(ボウリー)と意図的に選ぶ方法(ジニら)のどちらが正しいかという論争を経て、ネイマンが1934年に確率に基づく標本理論として決着させた。標本調査は全数調査の補助から公的統計の主な方法となり、世論調査にも広がった。
- 年
- 1895年
- 人物・組織
- アンデシュ・キエール(ノルウェー中央統計局長)
- 場所
- クリスチャニア(発表はベルン)
- 地域
- ヨーロッパ
- 分野
- 制度・経済 / 知識・規格・制度
- 時代
- 産業革命期
99件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
19段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から19段で代表法(標本調査の原理、キエール)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 820年頃代数学
- 1202年筆算(インド・アラビア数字の伝播)
- 1662年統計学(グラントの死亡表)
- 1693年生命表と保険数理
- 1749年国家統計機関
- 1895年代表法(標本調査の原理、キエール)
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すべてのつながり
技術的な土台2件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
これを先行例とするもの1件
この発明のあとに、独立して似たものを生んだ例。
年代・人物・つながりの誤りに気づいたら この項目の誤りを報告する(1分ほど。項目名は自動で入ります)