機械・動力・輸送
電信線による時刻配信(グリニッジ・シェパード親時計)
グリニッジ天文台の親時計から電信線で各地の子時計と時報球に正確な時刻を送った。鉄道・電信が必要とした全国一律の時刻を、英国で電信により配信した早い例で、標準時制度の前段。
時報球は見える範囲にしか時刻を伝えられず、霧や雨の日には役に立たなかった。電信線を使うと、天文台の時計が刻む信号を遠く離れた場所へ瞬時に届けられる。鉄道会社は、駅ごとにばらばらな時刻を揃える必要があり、ロンドンの時刻を基準にする動きが進んだ。
シェパードは天文台の親時計から信号を送って子時計を同期させ、天文台の門にも24時間表示の子時計を取り付けた。この方式は電信会社を通じて広がり、公共の時刻を一か所の時計で統一するための手段となった。グリニッジ標準時が英国の法定時となったのは1880年である。
- 年
- 1852年
- 人物・組織
- ジョージ・エアリー/チャールズ・シェパード
- 場所
- グリニッジ(ロンドン)
- 地域
- ヨーロッパ
- 分野
- 機械・動力・輸送 / 時計・からくり
- 時代
- 産業革命期
150件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
25段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から25段で電信線による時刻配信(グリニッジ・シェパード親時計)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1643年気圧計
- 1650年真空ポンプ
- 1661年元素の概念と気体の法則
- 1774年酸素の発見
- 1789年近代化学(質量保存の法則)
- 1800年電気分解
- 1836年ダニエル電池
- 1837年電信
- 1852年電信線による時刻配信(グリニッジ・シェパード親時計)
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技術的な土台3件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
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