制度・経済
A列の紙寸法(DIN 476)
縦横比1:√2で面積1㎡のA0から半分ずつ折る紙寸法の体系を規格化した(1922年8月18日公表)。比はリヒテンベルク(1786)の書簡が先行。ISO 216(1975)として世界の紙・封筒・製図の基準になった。
ポルストマンは、紙の寸法を一つの比で決め、半分に折っても同じ形になるようにすれば、用紙・封筒・帳簿・印刷機・ファイルの寸法がすべて揃うと考えた。縦横比が1:√2なら、長辺を半分に切った紙も同じ比になる。これにメートル法を結びつけ、面積1平方メートルの紙をA0と定めて、折るごとにA1、A2と番号を進める。さらに封筒用にB列とC列を加えた。
比の性質自体はゲッティンゲンの物理学者リヒテンベルクが1786年の書簡で述べており、フランス革命期の法令にも近い寸法が定められたと伝えられる。ドイツでは官庁の文書が1920年代にA4に統一され、紙の規格は他の欧州諸国へ広がった。1975年にISO 216となり、北米などを除く世界の標準となった。日本では1929年にJESとしてA列を取り入れる一方、国内の既存寸法からISOとは異なるB列を定めた。
- 年
- 1922年
- 人物・組織
- ヴァルター・ポルストマン(ドイツ工業規格委員会)
- 場所
- ベルリン
- 地域
- ヨーロッパ
- 分野
- 制度・経済 / 知識・規格・制度
- 時代
- 20世紀
197件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
28段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から28段でA列の紙寸法(DIN 476)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1643年気圧計
- 1650年真空ポンプ
- 1661年元素の概念と気体の法則
- 1774年酸素の発見
- 1789年近代化学(質量保存の法則)
- 1800年電気分解
- 1836年ダニエル電池
- 1837年電信
- 1865年国際電信連合
- 1881年電気単位の国際標準(ボルト・アンペア・オーム)
- 1917年国家工業規格(DIN)
- 1922年A列の紙寸法(DIN 476)
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技術的な土台2件
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