制度・経済事業・計画・施設
日本標準規格(JES)と工業品規格統一調査会
第一次大戦後の規格運動を受け、官制の調査会を設けて国家規格JESの制定を始めた。ISO以前に国家規格機関を持った非欧米の早い例で、戦時の臨時JESを経てJIS(1949)に引き継がれた。
第一次大戦中、欧米からの輸入が途絶えたことで国内の工業製品の互換性のなさが問題になり、1917年のドイツ工業規格委員会の発足などが伝わると、日本でも工学者や官庁の間で規格統一を求める声が強まった。1921年に農商務省が官制によって工業品規格統一調査会を設け、委員に官庁・学会・業界の代表を集めて、ねじ、鋼材、電線、セメントなどの規格を審議した。決まった規格は主務大臣が日本標準規格(JES)として告示する形をとり、1925年に農商務省が分割された後は商工省が所管した。
調査会方式は審議に時間がかかり、制定数は伸び悩んだため、戦時体制下では簡略な手続きで急いで決める臨時日本標準規格が1939年から加わった。戦後、1949年の工業標準化法で日本工業規格(JIS)に一本化され、JESの内容の多くがJISに引き継がれた。
- 年
- 1921年
- 人物・組織
- 農商務省(工業品規格統一調査会、官制)
- 場所
- 東京
- 地域
- 東アジア
- 分野
- 制度・経済 / 知識・規格・制度
- 時代
- 20世紀
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から28段で日本標準規格(JES)と工業品規格統一調査会に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1643年気圧計
- 1650年真空ポンプ
- 1661年元素の概念と気体の法則
- 1774年酸素の発見
- 1789年近代化学(質量保存の法則)
- 1800年電気分解
- 1836年ダニエル電池
- 1837年電信
- 1865年国際電信連合
- 1881年電気単位の国際標準(ボルト・アンペア・オーム)
- 1917年国家工業規格(DIN)
- 1921年日本標準規格(JES)と工業品規格統一調査会
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すべてのつながり
技術的な土台2件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
これを土台にしたもの1件
この発明・発見を技術的な前提としているもの。
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