電気・通信事業・計画・施設
フェランティのデプトフォード発電所と10kV送電
約2.5kVで発電し10kVに昇圧、専用の高圧地中ケーブルで都心の変電所へ送った。発電所を郊外に置く中央発電方式の原型(供給開始は1890年説もあり)。
フェランティは、発電所は石炭や水を得やすい郊外に建て、電気を都心へ運べばよいと考えた。デプトフォードは、テムズ川沿いで石炭船が着けられる場所である。そこで発電した電気を変圧器で10kVに上げ、専用の高圧ケーブルで市内の変電所まで送り、そこで再び下げて配った。低電圧の直流では、需要地の近くにしか発電所を置けなかった。
高電圧を長いケーブルで送るために、絶縁が最大の課題だった。フェランティは同心の銅管の間に紙の絶縁を挟んだ独自のケーブルを作った。計画は規模が大きく、立ち上がり後に苦労した話も伝わるが、一つの大きな発電所から広い範囲に供給する考えは、のちの電力会社の標準になった。1882年にエジソンがニューヨークで始めた小さな区域ごとの直流供給とは、考え方が大きく異なる。
- 年
- 1891年
- 人物・組織
- セバスチャン・ド・フェランティ(ロンドン電力供給会社)
- 場所
- ロンドン(デプトフォード〜グロブナー・ギャラリー)
- 地域
- ヨーロッパ
- 分野
- 電気・通信 / 電力(発電・送電)
- 時代
- 産業革命期
41件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
18段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
これを土台に生まれたもの
- まだ登録されていません
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から18段でフェランティのデプトフォード発電所と10kV送電に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約3万8千年前磨製石器
- 前7000年頃銅の利用
- 前5000年頃銅の製錬(鉱石から金属を取り出す)
- 前3500年頃失蝋鋳造
- 前3300年頃青銅器
- 前200年頃錬丹術・錬金術
- 8世紀蒸留
- 1200年頃亜鉛の蒸留製錬
- 1800年ボルタ電池
- 1820年電流の磁気作用
- 1820年アンペールの法則
- 1825年電磁石
- 1831年電磁誘導
- 1832年自己誘導(ヘンリー)
- 1851年誘導コイル(ルームコルフコイル)
- 1885年変圧器
- 1891年フェランティのデプトフォード発電所と10kV送電
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すべてのつながり
技術的な土台2件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
きっかけ・需要1件
直接の部品ではないが、生まれる動機や手本になったもの。
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