文明のテックツリー

光学・物理

ベイヤー配列(カラーフィルタ配列)

白黒センサーの画素に緑を半数、赤青を各四分の一に配した色フィルタを載せ、一枚のセンサーでカラー撮影する方式。出願1975年、特許1976年。ほぼ全ての単板デジタルカメラの標準。

撮像素子の画素は、明るさしか感じない。そこで画素ごとに赤・緑・青のどれかの色フィルタをかぶせ、並べ方を決めた。ベイヤー配列では、縦横2画素ずつの4画素のうち、緑が2、赤と青が1ずつになる。人の目は明るさを主に緑の波長域で感じるため、緑を多くして精細さを保つ。ベイヤーの特許では、緑を明るさ用、赤と青を色差用の画素として扱う。

各画素には一色の値しかないので、足りない二色は周囲の画素から補う。これをデモザイキングと呼び、補い方で解像感や偽色の出方が変わる。色の点を並べて色を分ける発想は、オートクロームのモザイクに近い。他の配列や三層式のセンサーもあるが、単板のカメラの多くは今もこの配列を使う。

年
1975年
人物・組織
ブライス・ベイヤー(コダック)
場所
ロチェスター
地域
北アメリカ
分野
光学・物理 / 映像・ディスプレイ
時代
20世紀

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272件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)

34段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる

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「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から34段でベイヤー配列(カラーフィルタ配列)に至ります。

  1. 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
  2. 約170万年前握斧(ハンドアックス)
  3. 約30万年前ルヴァロワ技法
  4. 約5万年前石刃技法
  5. 約2万年前細石器
  6. 約1万2千年前鎌
  7. 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
  8. 前5000年頃灌漑農業
  9. 前2000年頃測量幾何学
  10. 前580年頃演繹的証明の始まり
  11. 前500年頃ピタゴラスの定理
  12. 前450年頃無理数の発見
  13. 前370年頃取り尽くし法
  14. 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
  15. 前250年頃浮力の原理
  16. 前250年頃てこ・揚水スクリュー
  17. 1604年頃落体の法則と実験科学
  18. 1643年気圧計
  19. 1650年真空ポンプ
  20. 1661年元素の概念と気体の法則
  21. 1774年酸素の発見
  22. 1789年近代化学(質量保存の法則)
  23. 1803年原子説
  24. 1811年分子仮説(アボガドロ)
  25. 1860年気体分子運動論
  26. 1877年統計力学
  27. 1900年量子仮説
  28. 1905年光電効果の理論
  29. 1924年ド・ブロイの物質波
  30. 1925年量子力学
  31. 1931年固体のバンド理論
  32. 1940年pn接合
  33. 1947年トランジスタ
  34. 1969年CCDイメージセンサー
  35. 1975年ベイヤー配列(カラーフィルタ配列)

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技術的な土台1件

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先行例・独立した発明1件

よく似たものが別の場所・別の人によって先に、または同時期に作られていた例。

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