農業・生命・医学
蚕の一代交雑種(外山亀太郎)
蚕でメンデルの法則が成り立つことを示し、F1の利用を提唱した。蚕業試験場が採用したのは1910年、成功は1913年とされ、動物で雑種強勢を産業に使う先駆となった。
外山亀太郎は、蚕の品種を掛け合わせると、雑種の第一代(F1)が両親より丈夫で育ちが早く、繭も揃いやすいことを示し、これを養蚕に利用するよう提唱した。1900年にメンデルの法則が再発見された直後で、蚕でその法則を確かめたことは、動物でのメンデル遺伝の研究としても早い例とされる。
欠点は、F1から採った卵は性質が揃わなくなるので、毎年、両親の系統を保ち、交配して卵を作り直す必要があることだった。このため、蚕の卵を作る専門の業者と制度が整えられた。日本の養蚕業は、その後の昭和期にかけて、F1の蚕種が大部分を占めるようになった。
- 年
- 1906年
- 人物・組織
- 外山亀太郎
- 場所
- 東京(東京帝国大学農科大学)
- 地域
- 東アジア
- 分野
- 農業・生命・医学 / 進化・遺伝
- 時代
- 20世紀
100件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
18段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から18段で蚕の一代交雑種(外山亀太郎)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 820年頃代数学
- 1202年筆算(インド・アラビア数字の伝播)
- 1662年統計学(グラントの死亡表)
- 1865年遺伝の法則
- 1906年蚕の一代交雑種(外山亀太郎)
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技術的な土台2件
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