文明のテックツリー

機械・動力・輸送

ショート=シンクロノーム自由振り子時計

真空内で自由に振れる主振り子に、子時計が30秒に一度だけ電気で衝撃を与える二重時計。1921年の最初の実機に続き、1924年にエディンバラ天文台で運用され、年間誤差1秒ほどで、クォーツ時計の登場まで天文台の最高の時計だった。

振り子時計の精度の大敵は、振り子が歯車を動かし続けるときに受ける乱れである。ショートの時計は、この仕事を子時計に押し付けた。真空にした容器の中で、主振り子は自由にゆれ、30秒に一度だけ、子時計の信号を受けて小さな重りの落下の力で押される。

主振り子の動きから子時計の進みが調整され、二つの時計は互いに補い合う。ショートとシンクロノーム社のホープ=ジョーンズが共同で開発し、グリニッジなど各地の天文台で標準時計として使われた。1920年代以降に広まったクォーツ時計に精度で追い越されるまで、最も正確な振り子時計だった。

年
1921年
人物・組織
ウィリアム・ハミルトン・ショート/フランク・ホープ=ジョーンズ
場所
ロンドン
地域
ヨーロッパ
分野
機械・動力・輸送 / 時計・からくり
時代
20世紀

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76件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)

19段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる

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「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から19段でショート=シンクロノーム自由振り子時計に至ります。

  1. 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
  2. 約170万年前握斧(ハンドアックス)
  3. 約30万年前ルヴァロワ技法
  4. 約5万年前石刃技法
  5. 約2万年前細石器
  6. 約1万2千年前鎌
  7. 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
  8. 前5000年頃灌漑農業
  9. 前2000年頃測量幾何学
  10. 前580年頃演繹的証明の始まり
  11. 前500年頃ピタゴラスの定理
  12. 前450年頃無理数の発見
  13. 前370年頃取り尽くし法
  14. 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
  15. 前250年頃浮力の原理
  16. 前250年頃てこ・揚水スクリュー
  17. 1604年頃落体の法則と実験科学
  18. 1656年振り子時計
  19. 1840年電気時計
  20. 1921年ショート=シンクロノーム自由振り子時計

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すべてのつながり

技術的な土台2件

これがなければ成り立たなかった技術・知識。

先行例・独立した発明1件

よく似たものが別の場所・別の人によって先に、または同時期に作られていた例。

これがきっかけになったもの1件

この発明が需要や着想を与えたもの。

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