機械・動力・輸送
クォーター・リピーター(打ち直し機構)
押し棒を押すと時刻を鐘の音で打ち直す機構。暗闇でも時刻がわかる。クェアは1680年頃から作っていたと主張し、バーロウのラック式リピーター(1676年頃)と競った。1687年に枢密院がクェアの方式を支持した。
リピーターは、持ち主が押し棒を押したときだけ、現在の時刻を鐘で打って知らせる機構である。蝋燭などの灯りがない暗がりでは文字盤が読めないため、音で時刻を確かめる需要があった。クォーター・リピーターは時を打った後に、15分ごとの区切りを高低の2音で打ち分ける。押す動作でばねを巻き上げる仕組みなので、時計本体の動力には影響しない。
発明をめぐっては、クェアとバーロウが先取権を争った。1687年に競わせる形で決着がつき、クェアの方式が選ばれたと伝えられる。クェアはロンドンの時計師で、携帯用の水銀気圧計も作ったことで知られる。のちには分単位まで打ち分けるミニッツ・リピーターへ発展し、高級な懐中時計や腕時計の技の一つとして受け継がれた。
- 年
- 1680年頃
- 人物・組織
- ダニエル・クェア(エドワード・バーロウと先取権を争い、1687年に決着)
- 場所
- ロンドン
- 地域
- ヨーロッパ
- 分野
- 機械・動力・輸送 / 時計・からくり
- 時代
- 近世
35件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
13段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から13段でクォーター・リピーター(打ち直し機構)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前1500年頃日時計
- 1300年頃機械式時計
- 1430年頃ぜんまい・コイルばね
- 1510年頃懐中時計
- 1680年頃クォーター・リピーター(打ち直し機構)
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技術的な土台3件
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