電気・通信
パークの二反作用理論(dq変換)
同期機の三相量を回転子に固定したd軸・q軸の量へ変換し、突極機も扱える式にした。系統の安定度解析とインバータのベクトル制御の基礎。
同期機は回転子の磁極が回るため、固定された巻線との位置関係が刻々と変わり、そのままではインダクタンスが時間とともに変わる式になる。とくに磁極が突き出た突極機では、磁極に沿う向きと直角の向きで磁気の通りやすさが違う。ブロンデルの二反作用理論は、これを磁極に沿う軸(d軸)と直角な軸(q軸)の二方向に分けて考える方法であり、パークはそれを三相の式として整えた。
三相の電圧や電流を、回転子と一緒に回る座標へ数学的に移すと、定常状態では量が一定の値になり、式が大幅に簡単になる。この変換は発電機の安定度の解析に使われ、1970年代にはブラシュケの考えた電動機のベクトル制御でも、磁束を作る電流とトルクを作る電流を分けて扱うために使われた。
- 年
- 1929年
- 人物・組織
- ロバート・H・パーク
- 場所
- スケネクタディ(GE)
- 地域
- 北アメリカ
- 分野
- 電気・通信 / 電力(発電・送電)
- 時代
- 20世紀
137件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
26段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から26段でパークの二反作用理論(dq変換)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1643年気圧計
- 1650年真空ポンプ
- 1865年水銀真空ポンプ(スプレンゲル・ポンプ)
- 1879年白熱電球
- 1880年電力会社(エジソン電灯会社)
- 1882年送電網(直流)
- 1888年交流送電システム
- 1891年三相交流
- 1918年対称座標法(フォーテスキュー)
- 1929年パークの二反作用理論(dq変換)
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技術的な土台3件
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