制度・経済
層化無作為抽出と信頼区間(ネイマン)
「代表性」を個々の標本でなく無作為化された抽出法の性質として定義し直し、層ごとの最適配分と大標本の信頼区間を示した。標本調査を確率論の上に置き、以後の世論調査と公的統計の標本設計の基礎。
キエール以来、標本調査には二つの流儀があった。無作為にくじで選ぶ方法と、平均値が全体と一致するように地域や単位を意図的に選ぶ方法(有意選出)である。イタリアのジニとガルヴァーニは国勢調査の資料から後者の方法で地区を選んだが、合わせた指標以外では全体とかけ離れた結果になった。ネイマンはこの失敗を取り上げ、標本が代表的かどうかは個々の標本の見た目ではなく、推定の誤差を確率で評価できる選び方かどうかで決まると論じた。
そのうえで、母集団を性質の似た層に分け、各層から無作為に抽出する層化抽出では、層のばらつきが大きいほど多く割り当てるのが最も効率がよいことを示した(ネイマン配分)。さらに推定値のまわりに、繰り返し調査すれば一定の割合で真の値を含む区間を構成する考え方を示し、これが信頼区間である。以後、無作為抽出に基づく標本設計が世論調査と各国の公的統計の標準になった。
- 年
- 1934年
- 人物・組織
- イェジ・ネイマン
- 場所
- ワルシャワ・ロンドン(王立統計学会で発表)
- 地域
- ヨーロッパ
- 分野
- 制度・経済 / 知識・規格・制度
- 時代
- 20世紀
134件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
26段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から26段で層化無作為抽出と信頼区間(ネイマン)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1643年気圧計
- 1650年真空ポンプ
- 1661年元素の概念と気体の法則
- 1774年酸素の発見
- 1789年近代化学(質量保存の法則)
- 1840年農芸化学(無機栄養説)
- 1842年過リン酸石灰(化学肥料)
- 1843年ロザムステッド農業試験場
- 1925年推測統計学
- 1934年層化無作為抽出と信頼区間(ネイマン)
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すべてのつながり
技術的な土台3件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
これを先行例とするもの1件
この発明のあとに、独立して似たものを生んだ例。
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