制度・経済
最大需要料金制(ホプキンソン)
電気料金を最大需要の基本料金と使用量料金に分ける考えを示した。設備費の回収と負荷平準化を可能にし、アーサー・ライトのブライトン方式(1890年代中頃)など電力料金制度の型になった。
電気料金は、はじめは取り付けた灯数や使用量に比例する単純な形が多かった。しかし発電所の建設費や設備の維持費は、使用量よりも、電気が同時に最も多く使われる瞬間(最大需要)に合わせて用意する設備の大きさで決まる。使用量に比例して請求するだけでは、夕方に灯りが集中する需要家と、昼夜を通して平均して使う需要家の費用の差が、料金に表れない。
ホプキンソンは、料金を最大需要に応じた固定分と、使った量に応じた分に分けることを示した。ピークを抑えた需要家は料金が下がるので、負荷を平らにする誘因にもなる。同じ考えの二部料金は、1890年代中頃にブライトンのアーサー・ライトも別の形で実施した。
- 年
- 1892年
- 人物・組織
- ジョン・ホプキンソン
- 場所
- ロンドン(ジュニア技術者協会での講演)
- 地域
- ヨーロッパ
- 分野
- 制度・経済 / 経済・金融・流通
- 時代
- 産業革命期
128件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
25段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から25段で最大需要料金制(ホプキンソン)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1643年気圧計
- 1650年真空ポンプ
- 1865年水銀真空ポンプ(スプレンゲル・ポンプ)
- 1879年白熱電球
- 1880年電力会社(エジソン電灯会社)
- 1882年送電網(直流)
- 1888年交流送電システム
- 1888年電力量計
- 1892年最大需要料金制(ホプキンソン)
「最大需要料金制」をもっと知る本PR
書店のサイトで「最大需要料金制」の本を検索します。リンクから購入があると、このサイトに紹介料が入ります。
すべてのつながり
技術的な土台1件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
きっかけ・需要1件
直接の部品ではないが、生まれる動機や手本になったもの。
年代・人物・つながりの誤りに気づいたら この項目の誤りを報告する(1分ほど。項目名は自動で入ります)