電気・通信事業・計画・施設
超高圧735kV交流送電(ハイドロ・ケベック)
700kV超の交流を設計・運転した最初の系統で、遠隔の大水力から都市へ送った。以後の超高圧送電の型(運転開始は10月21日説と11月29日説あり)。
送電できる電力は、電圧を上げるほど大きくなり、線路の条件が同じなら電圧のほぼ2乗に比例する。マニクアガン川の大水力は、需要地のモントリオールから約600kmも離れていた。従来の電圧では、この距離を大電力で送るのに線路を何本も並べる必要があった。ハイドロ・ケベックは、電圧を一気に735kVまで上げる選択をした。
課題は多かった。電圧が高いと導線の表面で放電(コロナ)が起き、損失や雑音になる。そこで一相に複数の導線を束ねて、電界を和らげる方式を使った。長距離では線路自身の電気的な性質による電圧の変化も大きく、直列コンデンサなどで補償した。ここで得た技術は、米国で1969年に運転を始めた765kV送電など、世界の超高圧送電に引き継がれた。
- 年
- 1965年
- 人物・組織
- ハイドロ・ケベック(J・J・アルシャンボー)
- 場所
- マニクアガン〜モントリオール(約600km)
- 地域
- 北アメリカ
- 分野
- 電気・通信 / 電力(発電・送電)
- 時代
- 20世紀
137件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
24段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から24段で超高圧735kV交流送電(ハイドロ・ケベック)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1643年気圧計
- 1650年真空ポンプ
- 1865年水銀真空ポンプ(スプレンゲル・ポンプ)
- 1879年白熱電球
- 1880年電力会社(エジソン電灯会社)
- 1882年送電網(直流)
- 1888年交流送電システム
- 1965年超高圧735kV交流送電(ハイドロ・ケベック)
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