農業・生命・医学
『遺伝学と種の起源』(ドブジャンスキー)
フィッシャーらの数理を野外のショウジョウバエ集団の実験と結びつけ、種分化までを遺伝子頻度の変化として説明した。博物学者と遺伝学者の共通言語となり、マイア(1942)・シンプソン(1944)へ続く総合説の完成の起点。
ドブジャンスキーはロシアで博物学者として甲虫を集め、チェトヴェリコフの考えに触れた後、1927年に渡米してモーガン研究室で遺伝学を身につけた。コロンビア大学での連続講義(1936年)をもとにした本書は、まず集団の中に突然変異による変異が豊富にあることを示し、次にフィッシャー、ホールデン、ライトが数式で扱った遺伝子頻度の変化が実際のショウジョウバエ集団で測れることを述べ、最後に種の間の交配を妨げる仕組みを「隔離機構」として分類して、種分化を集団の遺伝的分化の延長として説明した。数式をほとんど使わず、博物学者が読める形で集団遺伝学を書き直したため、鳥類学者マイア、古生物学者シンプソン、植物学者ステビンズらが自分の分野で同じ枠組みを展開する出発点となり、ハクスリーの『進化:現代的総合』(1942年)にも影響を与えた。
- 年
- 1937年
- 人物・組織
- テオドシウス・ドブジャンスキー
- 場所
- カリフォルニア工科大学(パサデナ)
- 地域
- 北アメリカ
- 分野
- 農業・生命・医学 / 進化・遺伝
- 時代
- 20世紀
200件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
27段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
これを土台に生まれたもの
- まだ登録されていません
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「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から27段で『遺伝学と種の起源』(ドブジャンスキー)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1643年気圧計
- 1650年真空ポンプ
- 1661年元素の概念と気体の法則
- 1774年酸素の発見
- 1789年近代化学(質量保存の法則)
- 1840年農芸化学(無機栄養説)
- 1842年過リン酸石灰(化学肥料)
- 1843年ロザムステッド農業試験場
- 1925年推測統計学
- 1930年進化の総合説(集団遺伝学)
- 1937年『遺伝学と種の起源』(ドブジャンスキー)
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技術的な土台3件
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