電気・通信事業・計画・施設
黒鉛減速ガス冷却炉の商業発電(コールダーホール)
天然ウラン・黒鉛減速・炭酸ガス冷却のマグノックス炉で系統へ送電した。軽水炉と別系統の炉型で英仏の初期原発の基礎。送電開始1956年8月、式典10月17日。
天然ウランを燃料にする炉は、濃縮の施設がなくても作れる。そのかわり、中性子を減速する材料にはよく吸収しない黒鉛が要り、冷却材にも中性子を吸いにくい炭酸ガスが選ばれた。燃料棒の被覆にはマグネシウム合金が使われ、この炉型は「マグノックス」と呼ばれる。炉心を出たガスの熱で蒸気を作り、タービンを回して発電した。
コールダーホールは電力だけでなく、兵器用のプルトニウムも作る二つの目的を持っていた。「核兵器」を背景にした英国の原子力開発の流れの中で生まれた炉である。同型の炉は英国の各地に造られ、フランスでも黒鉛ガス炉が建設され、日本の東海発電所(1966年運転開始)も同じ炉型を採用した。その後、英国は被覆と燃料を改良した改良型ガス炉に進んだ。
- 年
- 1956年
- 人物・組織
- 英国原子力公社
- 場所
- セラフィールド(旧ウィンズケール、カンバーランド)
- 地域
- 国際・不詳
- 分野
- 電気・通信 / 電力(発電・送電)
- 時代
- 20世紀
246件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
33段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から33段で黒鉛減速ガス冷却炉の商業発電(コールダーホール)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1643年気圧計
- 1650年真空ポンプ
- 1661年元素の概念と気体の法則
- 1774年酸素の発見
- 1789年近代化学(質量保存の法則)
- 1839年写真
- 1896年放射能
- 1908年ガイガー計数管
- 1911年原子核の発見
- 1919年陽子の発見(人工核変換)
- 1932年中性子の発見
- 1934年中性子による人工放射能
- 1938年核分裂の発見
- 1942年原子炉
- 1951年EBR-I(原子炉による初発電)
- 1954年原子力発電所
- 1956年黒鉛減速ガス冷却炉の商業発電(コールダーホール)
「黒鉛減速ガス冷却炉の商業発電」をもっと知る本PR
書店のサイトで「黒鉛減速ガス冷却炉の商業発電」の本を検索します。リンクから購入があると、このサイトに紹介料が入ります。
すべてのつながり
技術的な土台2件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
きっかけ・需要1件
直接の部品ではないが、生まれる動機や手本になったもの。
年代・人物・つながりの誤りに気づいたら この項目の誤りを報告する(1分ほど。項目名は自動で入ります)