制度・経済事業・計画・施設
国家規格制定機関(英国工学規格委員会)
4学会が共同で圧延鋼材の断面を統一する常設委員会を設け、1903年に最初の英国規格(BS 1)を出した。
19世紀末のイギリスでは、鉄骨建築や橋に使う圧延鋼材(I形鋼や山形鋼など)の断面が製鋼所ごとにまちまちで、設計者は工場ごとのカタログを参照して計算し直し、製鋼所も少量多品種の圧延で費用がかさんでいた。土木技術者協会の元会長(1896〜98年)ウルフ=バリーは1901年1月に同協会の評議会を動かし、機械技術者協会、鉄鋼協会、造船技術者協会に呼びかけて共同の工学規格委員会を設け、翌年には電気技術者協会も加わった。委員会は使われている断面の種類を調べて整理し、1903年に圧延鋼材の断面寸法を定めた最初の規格BS 1を出した。
この委員会は、学会が中立の立場で製造者と使い手の双方を集め、合意した規格に番号を付けて刊行し、適合品に印(カイトマーク、1903年登録)を付けることを認める方式を確立した。1918年に英国工学規格協会、1931年に英国規格協会(BSI)となり、政府が直接作るのではなく民間の合議で国家規格を作る機関の型として、後の各国の規格機関の手本になった。
- 年
- 1901年
- 人物・組織
- ジョン・ウルフ=バリー(土木技術者協会)ほか機械・造船・鉄鋼の4学会
- 場所
- ロンドン
- 地域
- 中東・イスラム圏
- 分野
- 制度・経済 / 知識・規格・制度
- 時代
- 20世紀
123件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
24段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から24段で国家規格制定機関(英国工学規格委員会)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1643年気圧計
- 1650年真空ポンプ
- 1690年蒸気ピストン
- 1712年蒸気機関(ニューコメン)
- 1776年(特許 1769)ワット式蒸気機関
- 1852年安全エレベーター
- 1885年鉄骨高層建築
- 1901年国家規格制定機関(英国工学規格委員会)
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技術的な土台3件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
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