電気・通信
電力線用避雷器(トムソン)
火花ギャップと磁気吹消しコイルで、雷サージを逃がしたあとの続流アークを消す避雷器。送電線と発電機の雷被害を抑えた。
送電線に雷が落ちると、異常な高電圧(サージ)が線を伝わり、発電機や変圧器の絶縁を破る。避雷器は、線と大地の間に空気の隙間(火花ギャップ)をおき、サージが来たときだけ火花を飛ばして電流を大地へ逃がす。しかしそれで終わらず、いったん火花が飛ぶと、通常の電源電圧によって電流が流れ続け、アーク(続流)になってしまう。
トムソンは、この電流を電磁石のコイルに通した。磁界がアークを横に押し広げ、細長く引き伸ばして消す。避雷針は建物を直撃から守るが、線路に入るサージには別の対策が要った。のち、炭化ケイ素の素子を直列に入れる避雷器、さらに酸化亜鉛の素子を使う避雷器へ進んだ。
- 年
- 1892年
- 人物・組織
- エリフ・トムソン(トムソン・ヒューストン社)
- 場所
- リン(マサチューセッツ)
- 地域
- 北アメリカ
- 分野
- 電気・通信 / 電力(発電・送電)
- 時代
- 産業革命期
128件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
24段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から24段で電力線用避雷器(トムソン)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1643年気圧計
- 1650年真空ポンプ
- 1865年水銀真空ポンプ(スプレンゲル・ポンプ)
- 1879年白熱電球
- 1880年電力会社(エジソン電灯会社)
- 1882年送電網(直流)
- 1888年交流送電システム
- 1892年電力線用避雷器(トムソン)
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技術的な土台3件
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