材料・製法製品・サービス
ビスコース法
木材パルプのセルロースを苛性ソーダと二硫化炭素で溶かし、酸中へ紡糸して糸にする。爆発性の硝酸繊維を置き換え、レーヨンの工業化(コートールズ1905)を可能にした。
ビスコース法では、まず木材パルプのセルロースを苛性ソーダでふくらませ、次に二硫化炭素と反応させる。すると、セルロースが水に溶ける形に変わり、蜂蜜のように粘る液体になる。ビスコースの名は、この粘り(viscous)に由来する。この液を細い穴から酸の浴に押し出すと、セルロースが元に戻って固まり、糸になる。
それ以前のレーヨンは、硝酸で処理したセルロースを使っており、燃えやすいという欠点があった。ビスコース法は、この危険を避けつつ、安価な木材パルプを原料にできた。1905年にコートールズが工業化し、レーヨンが広く普及した。同じ液を薄い膜状に出すとセロハンになる。二硫化炭素は毒性があるため、作業環境の管理が課題になった。
- 年
- 1892年
- 人物・組織
- チャールズ・クロス/エドワード・ベヴァン/クレイトン・ビードル
- 場所
- ロンドン
- 地域
- ヨーロッパ
- 分野
- 材料・製法 / 繊維・衣類
- 時代
- 産業革命期
34件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
12段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から12段でビスコース法に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約3万8千年前磨製石器
- 前7000年頃銅の利用
- 前5000年頃銅の製錬(鉱石から金属を取り出す)
- 前3500年頃失蝋鋳造
- 前3300年頃青銅器
- 前3世紀歯車
- 前100年頃水車
- 1799年製紙機
- 1803年フォードリニア抄紙機
- 1844年木材パルプ製紙
- 1892年ビスコース法
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すべてのつながり
技術的な土台1件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
先行例・独立した発明1件
よく似たものが別の場所・別の人によって先に、または同時期に作られていた例。
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