文明のテックツリー

制度・経済

専売条例(独占大条例)

国王の恩恵による独占を原則禁じ、「真の最初の発明者」への14年以内の特許だけを例外として認めた(第6条)。特許を君主の恩恵から法で定めた権利に変えた段で、英米の特許法の出発点。

エリザベス1世とジェームズ1世は、財源や側近への褒賞として、塩・トランプ・ガラスなど既にある商売の独占権を乱発し、物価の上昇と商人の反発を招いた。1602年のダーシー対アレン事件でコモン・ロー裁判所はトランプの独占特許を無効としており、議会はこれを受けて独占の原則禁止を法文にした。ただし新しい製造法を国内に持ち込む者には例外を認め、「真の最初の発明者」に14年以内の独占を与えるとした。14年は徒弟の年季7年の2倍で、二世代の徒弟を育てる期間と説明される。

この条項は、特許を君主が与える恩恵ではなく、要件を満たせば得られる法的な権利に変えた。アメリカ合衆国憲法の特許条項や1790年の連邦特許法はこの考え方を受け継いでいる。ギルドの保護とは別に、新技術の導入を促す手段として特許を位置づけた点で、産業革命期の発明家が独占を求める根拠となった。

年
1624年
人物・組織
イングランド議会
場所
ロンドン
地域
ヨーロッパ
分野
制度・経済 / 知識・規格・制度
時代
近世

全体図でこの位置を見る全体図で系譜だけを表示する

1件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:特許制度(1474年)

1段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる

ルーツをたどる

「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。特許制度から1段で専売条例(独占大条例)に至ります。

  1. 1474年特許制度
  2. 1624年専売条例(独占大条例)

「専売条例」をもっと知る本PR

書店のサイトで「専売条例」の本を検索します。リンクから購入があると、このサイトに紹介料が入ります。

楽天ブックスで探すAmazonで探す

すべてのつながり

技術的な土台1件

これがなければ成り立たなかった技術・知識。

きっかけ・需要1件

直接の部品ではないが、生まれる動機や手本になったもの。

年代・人物・つながりの誤りに気づいたら この項目の誤りを報告する(1分ほど。項目名は自動で入ります)