材料・製法
セルフアクティング・ミュール
糸の引き伸ばしと巻き取りを動力で自動化したミュール。熟練紡績工の技能に依存した作業を機械に移し、紡績工の争議と工場の規律化を促した。
クロンプトンのミュールは、紡錘を載せた台車を前後に動かし、糸を引き伸ばして巻き取る機械だったが、台車の押し引きや巻き取りの調子は熟練の紡績工が手で調整した。ロバーツの機械は、これらの動きを動力で自動的に切り替えるもので、人が手を放しても紡錘が進み、糸を巻き取る。
熟練工の組合の争議に悩んだ工場主が、機械の開発を求めたと伝えられる。自動化したミュールは、熟練を持たない者でも、ある程度は運転できたため、賃金や職場の力関係が変わった。細い糸の紡績では、のちにリング紡績機が広まるまで主力であり続けた。
- 年
- 1825年
- 人物・組織
- リチャード・ロバーツ(実用化は1830年頃)
- 場所
- マンチェスター
- 地域
- ヨーロッパ
- 分野
- 材料・製法 / 紡績・織物機械
- 時代
- 産業革命期
40件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
11段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から11段でセルフアクティング・ミュールに至ります。
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