文明のテックツリー

機械・動力・輸送

可逆式ポンプ水車(ハイワシー)

一台のフランシス型水車がポンプにも発電にもなる。ポンプと水車を別々に置く旧来の揚水より安く小さく、揚水発電が広がった(ASMEは米国初とする)。

揚水発電は、夜の余った電力で下の池から上の池へ水を汲み上げ、昼の需要が高い時間に落として発電する。初期の設備は、ポンプ用の電動機とポンプ、発電用の水車と発電機を別々に持ち、のちに電動機と発電機を兼ねる一台の機械に、水車とポンプを同じ軸でつなぐ三台一組の方式になった。

ハイワシーの機械は、一つのフランシス型の羽根車を、回す向きを逆にするとポンプとして働く構造にした。水を落とすときは水車、汲み上げるときはポンプになり、機械の台数が減って、建物も小さくて済む。一つの機械で二つの役を持つ分、設計は難しく、羽根の形は両方の効率の妥協になる。以後、揚水発電所の主流はこの形式になった。

年
1956年
人物・組織
テネシー川流域開発公社(TVA)
場所
ハイワシー・ダム(ノースカロライナ)
地域
国際・不詳
分野
機械・動力・輸送 / 動力(水車・風車・蒸気)
時代
20世紀

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92件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)

24段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる

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「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から24段で可逆式ポンプ水車(ハイワシー)に至ります。

  1. 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
  2. 約170万年前握斧(ハンドアックス)
  3. 約30万年前ルヴァロワ技法
  4. 約5万年前石刃技法
  5. 約2万年前細石器
  6. 約1万2千年前鎌
  7. 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
  8. 前5000年頃灌漑農業
  9. 前2000年頃測量幾何学
  10. 前580年頃演繹的証明の始まり
  11. 前500年頃ピタゴラスの定理
  12. 前450年頃無理数の発見
  13. 前370年頃取り尽くし法
  14. 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
  15. 820年頃代数学
  16. 1202年筆算(インド・アラビア数字の伝播)
  17. 1591年記号代数(文字式)
  18. 1637年解析幾何
  19. 1670年微積分
  20. 1738年流体力学(ベルヌーイの定理)
  21. 1849年水力タービン
  22. 1880年ペルトン水車
  23. 1882年水力発電
  24. 1907年揚水発電
  25. 1956年可逆式ポンプ水車(ハイワシー)

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