制度・経済事業・計画・施設
国立計量標準研究所(帝国物理工学研究所 PTR)
ジーメンスの土地と資金の寄付で設立され、単位の標準維持と精密計測の研究を国が担う最初の機関。ヘルムホルツが初代総裁。英国NPL(1900)・米国標準局(1901)の手本で、黒体放射の測定から量子論が生まれた。
ジーメンスは、精密な計測の標準を保つ仕事は利益を生まないが産業全体の基礎であり、個々の企業や大学では担えないと考え、シャルロッテンブルクの土地と建設費を国に寄付して研究所の設立を働きかけた。研究所は物理部門と技術部門に分かれ、前者が温度・電気・光などの基礎量の測定法を研究し、後者が産業や官庁の依頼に応じて計器や材料を検定した。ヘルムホルツは総裁として、企業の実務的な要望と学問的な研究を一つの機関で結びつけた。
電灯産業の求めに応じて光の強さの標準を作ろうとした研究が、ルンマー、プリングスハイム、ルーベンス、クールバウムによる黒体放射の精密測定につながり、その測定値を説明するためにプランクが1900年にエネルギー量子の仮説を立てた。国家が計量標準と精密測定を担う型は各国に広がり、研究所自体は現在の物理工学研究所(PTB)に続いている。
- 年
- 1887年
- 人物・組織
- ヴェルナー・フォン・ジーメンス/ヘルマン・フォン・ヘルムホルツ(ドイツ帝国)
- 場所
- ベルリン=シャルロッテンブルク
- 地域
- ヨーロッパ
- 分野
- 制度・経済 / 知識・規格・制度
- 時代
- 産業革命期
183件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
27段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
これを土台に生まれたもの
- まだ登録されていません
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から27段で国立計量標準研究所(帝国物理工学研究所 PTR)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1643年気圧計
- 1650年真空ポンプ
- 1661年元素の概念と気体の法則
- 1774年酸素の発見
- 1789年近代化学(質量保存の法則)
- 1800年電気分解
- 1836年ダニエル電池
- 1837年電信
- 1865年国際電信連合
- 1881年電気単位の国際標準(ボルト・アンペア・オーム)
- 1887年国立計量標準研究所(帝国物理工学研究所 PTR)
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技術的な土台3件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
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