光学・物理
有機結晶の電界発光(ポープ)
アントラセン単結晶に高電圧をかけて、有機結晶の直流電界発光を観察した(有機物の電界発光は1953年にベルナノーズが報告)。厚みがあり数百ボルトが必要で実用にならなかったが、薄膜化で低電圧にした1987年のコダックの有機ELの先行例。
有機物が電気で光るという現象は、1950年代にフランスのベルナノーズらが色素の薄膜で観察しており、ポープらの実験はそれに続く。ポープらは、アントラセンの単結晶を電極ではさみ、高い電圧をかけた。電極から入った電子と正孔(電子の抜けた穴)が結晶の中で出会うと、そのエネルギーが光になる。
結晶は薄膜に比べてはるかに厚く、電流を流すには高い電圧が要ったため、表示には使えなかった。1987年、コダックのタンとヴァンスライクは、有機物を百ナノメートル程度の薄膜にして10ボルト前後で光らせた。これが現在の有機ELの出発点とされる。
- 年
- 1963年
- 人物・組織
- マーティン・ポープ/ハンス・カルマン/ピーター・マグナンテ
- 場所
- ニューヨーク
- 地域
- 北アメリカ
- 分野
- 光学・物理 / 映像・ディスプレイ
- 時代
- 20世紀
直接のつながり
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有機結晶の電界発光(ポープ)1963年
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