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サイリスタ弁の高圧直流送電(イール・リバー)

水銀整流器を使わず、サイリスタ弁だけの商用直流変換所。保守が楽になり、同じ周波数でも同期していない系統を直流で結ぶ連系が広がった。

高圧直流送電の変換所では、交流を直流へ、直流を交流へ変える弁が要る。1954年のゴットランド島の最初の商用設備は、水銀整流器を使った。水銀整流器は、真空やガスの中のアークで電流を通すため、アークが逆向きに飛ぶ逆弧が起こることがあり、保守に手間がかかった。サイリスタは、小さな半導体素子を数多く直列に積んで高電圧に耐え、制御信号で導通を決める。

イール・リバーの変換所は、送電線を持たず、変換装置を背中合わせにして、ニューブランズウィック電力とケベック側の系統をつなぐ形だった。両方とも商用周波数は同じ60ヘルツだが、互いに同期せず運転されていて、直流を介せば別々のまま電力を融通できる。サイリスタ弁は、その後の直流送電の標準になった。

年
1972年
人物・組織
ゼネラル・エレクトリック/ニューブランズウィック電力
場所
イール・リバー(ニューブランズウィック、カナダ)
地域
北アメリカ
分野
電気・通信 / 電力(発電・送電)
時代
20世紀

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305件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)

34段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる

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「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から34段でサイリスタ弁の高圧直流送電(イール・リバー)に至ります。

  1. 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
  2. 約170万年前握斧(ハンドアックス)
  3. 約30万年前ルヴァロワ技法
  4. 約5万年前石刃技法
  5. 約2万年前細石器
  6. 約1万2千年前鎌
  7. 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
  8. 前5000年頃灌漑農業
  9. 前2000年頃測量幾何学
  10. 前580年頃演繹的証明の始まり
  11. 前500年頃ピタゴラスの定理
  12. 前450年頃無理数の発見
  13. 前370年頃取り尽くし法
  14. 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
  15. 前250年頃浮力の原理
  16. 前250年頃てこ・揚水スクリュー
  17. 1604年頃落体の法則と実験科学
  18. 1643年気圧計
  19. 1650年真空ポンプ
  20. 1661年元素の概念と気体の法則
  21. 1774年酸素の発見
  22. 1789年近代化学(質量保存の法則)
  23. 1803年原子説
  24. 1811年分子仮説(アボガドロ)
  25. 1860年気体分子運動論
  26. 1877年統計力学
  27. 1900年量子仮説
  28. 1905年光電効果の理論
  29. 1924年ド・ブロイの物質波
  30. 1925年量子力学
  31. 1931年固体のバンド理論
  32. 1940年pn接合
  33. 1947年トランジスタ
  34. 1957年サイリスタ・パワーエレクトロニクス
  35. 1972年サイリスタ弁の高圧直流送電(イール・リバー)

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