制度・経済
法定納本制度(モンペリエ勅令)
国内で印刷・販売する本は1部を王室図書館に納めるよう命じた(1537年12月28日)。印刷物を国家が網羅的に収集・監視する制度の起点で、各国の国立図書館の蔵書の基礎となり、著作権法(アン法)の納本条項へ続く。
それまで王室図書館は、購入や献上、押収によって蔵書を増やすしかなく、国内で出回る印刷物を漏れなく集める手立てがなかった。勅令は印刷業者と書籍商に対し、販売に先立って1部を王室図書館に納めることを義務づけ、違反には罰を定めた。表向きの理由は後世のために書物を保存することだったが、同時に国内で何が印刷されているかを王権が把握する仕組みにもなった。
納本の実施は長く徹底せず、確実に機能するのは17世紀以降である。しかし「印刷物は1部を国の図書館へ」という原則はイギリスの1662年の出版許可法や1710年のアン法、各国の著作権法に取り込まれ、今日のフランス国立図書館や多くの国の国立図書館が網羅的な蔵書を持つ根拠となっている。
- 年
- 1537年
- 人物・組織
- フランソワ1世
- 場所
- モンペリエ(納本先はブロワの王室図書館)
- 地域
- 国際・不詳
- 分野
- 制度・経済 / 知識・規格・制度
- 時代
- 近世
60件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
13段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から13段で法定納本制度(モンペリエ勅令)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約3万8千年前磨製石器
- 前7000年頃銅の利用
- 前5000年頃銅の製錬(鉱石から金属を取り出す)
- 前3500年頃失蝋鋳造
- 前3300年頃青銅器
- 前1600年頃蝶番
- 前1400年頃蝋板
- 100年頃冊子本(コデックス)
- 700年頃分かち書きと句読点
- 800年頃カロリング小文字体
- 1440年頃活版印刷機
- 1537年法定納本制度(モンペリエ勅令)
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技術的な土台1件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
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