文明のテックツリー

機械・動力・輸送

ハリソンのH1とグラスホッパー脱進機

無注油で摩擦の少ないグラスホッパー脱進機(1722頃に塔時計で)を使い、連結した2本の天秤で揺れに耐える海洋時計の1号機(1735完成、航海試験1736)。H4へ至る最初の段階。

海上では振り子時計が船の揺れで止まったり狂ったりするため、経度を測るには別の仕組みの時計が要った。ハリソンのH1は、振り子の代わりに二本の棒の両端に重りをつけたてんぷを二組、バネと針金でつなぎ、船が揺れても互いに打ち消し合うようにした。グラスホッパー脱進機は滑りが少なく、油を差さなくても動いたと伝えられる。

H1は1736年にロンドンからリスボンへの試験航海に載せられ、帰路で陸地の見当を正す働きをした。ハリソンはこの成果をもとに、より小型で精度の高いH2、H3、H4へと改良を重ねた。

年
1735年
人物・組織
ジョン・ハリソン
場所
バロー・アポン・ハンバー→ロンドン
地域
ヨーロッパ
分野
機械・動力・輸送 / 時計・からくり
時代
近世

全体図でこの位置を見る全体図で系譜だけを表示する

31件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)

11段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる

ルーツをたどる

「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から11段でハリソンのH1とグラスホッパー脱進機に至ります。

  1. 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
  2. 約170万年前握斧(ハンドアックス)
  3. 約30万年前ルヴァロワ技法
  4. 約5万年前石刃技法
  5. 約2万年前細石器
  6. 約1万2千年前鎌
  7. 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
  8. 前5000年頃灌漑農業
  9. 前2000年頃測量幾何学
  10. 前1500年頃日時計
  11. 1300年頃機械式時計
  12. 1735年ハリソンのH1とグラスホッパー脱進機

「ハリソンのH1とグラスホッパー脱進機」をもっと知る本PR

書店のサイトで「ハリソンのH1とグラスホッパー脱進機」の本を検索します。リンクから購入があると、このサイトに紹介料が入ります。

楽天ブックスで探すAmazonで探す

すべてのつながり

技術的な土台1件

これがなければ成り立たなかった技術・知識。

年代・人物・つながりの誤りに気づいたら この項目の誤りを報告する(1分ほど。項目名は自動で入ります)