文明のテックツリー

光学・物理

ゼログラフィ系電子ペーパー(ジリコン)

白黒に塗り分けた微小球を電界で回転させ、電源を切っても像が残る紙様の表示を作った。Altoの画面に使う構想から生まれ、E Inkの先行例。

直径0.1ミリ前後の小さな球は、半分が黒、半分が白に塗り分けてある。球は色によって帯びる電気の性質が違うようにつくられ、油を満たした小さな空洞に入れて、柔らかい透明なゴムの薄板に埋める。表面に電界をかけると、球が回って黒か白の面を上に向ける。球は空洞の壁にわずかに張りつくので、電界を切っても向きが保たれ、像は消えない。

書き換えるときだけ電力を使い、紙のように光を反射して読める。シェリドンは、Altoのようなコンピュータの画面に代わる、紙に近い表示を狙った。電源なしで像を保つ紙様の表示という目的は、粒子を電気泳動で動かすE Inkなどの電子ペーパーにも受け継がれた。

年
1970年代半ば
人物・組織
ニコラス・シェリドン(ゼロックスPARC)
場所
パロアルト
地域
北アメリカ
分野
光学・物理 / 映像・ディスプレイ
時代
20世紀

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309件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)

38段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる

ルーツをたどる

「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から38段でゼログラフィ系電子ペーパー(ジリコン)に至ります。

  1. 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
  2. 約170万年前握斧(ハンドアックス)
  3. 約30万年前ルヴァロワ技法
  4. 約5万年前石刃技法
  5. 約2万年前細石器
  6. 約1万2千年前鎌
  7. 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
  8. 前5000年頃灌漑農業
  9. 前2000年頃測量幾何学
  10. 前580年頃演繹的証明の始まり
  11. 前500年頃ピタゴラスの定理
  12. 前450年頃無理数の発見
  13. 前370年頃取り尽くし法
  14. 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
  15. 前250年頃浮力の原理
  16. 前250年頃てこ・揚水スクリュー
  17. 1604年頃落体の法則と実験科学
  18. 1643年気圧計
  19. 1650年真空ポンプ
  20. 1661年元素の概念と気体の法則
  21. 1774年酸素の発見
  22. 1789年近代化学(質量保存の法則)
  23. 1803年原子説
  24. 1811年分子仮説(アボガドロ)
  25. 1860年気体分子運動論
  26. 1877年統計力学
  27. 1900年量子仮説
  28. 1905年光電効果の理論
  29. 1924年ド・ブロイの物質波
  30. 1925年量子力学
  31. 1931年固体のバンド理論
  32. 1940年pn接合
  33. 1947年トランジスタ
  34. 1948年接合型トランジスタ
  35. 1954年シリコントランジスタ
  36. 1958年集積回路
  37. 1966年DRAM
  38. 1973年ビットマップディスプレイ(Alto)
  39. 1970年代半ばゼログラフィ系電子ペーパー(ジリコン)

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すべてのつながり

技術的な土台1件

これがなければ成り立たなかった技術・知識。

これを先行例とするもの1件

この発明のあとに、独立して似たものを生んだ例。

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