電気・通信
ゴーラール=ギブスの二次発電機による交流送電(トリノ〜ランツォ)
開磁路の直列変圧器で約40kmの交流送電を実演した。損失と電圧調整に難があり、ガンツ社の閉磁路変圧器(1885)が改良した先行例(ロンドン展示は1881〜83年)。
交流を使えば、変圧器で電圧を上げて電流を減らし、細い電線で遠くへ送れる。ゴーラールとギブスの二次発電機は、その変圧器の初期の実用品である。ただし各装置を直列に並べ、鉄心は閉じない形だった。直列では、ある需要家が灯りを足したり消したりすると、ほかの需要家の電圧も変わった。
1884年のトリノでの展示では、約40キロメートル離れたランツォ方面への送電に使われた。翌1885年、ハンガリーのガンツ社のツィペルノフスキー、デーリ、ブラーティの三人は、鉄心を閉じ、変圧器を並列に接続する方式を作った。米国のウェスティングハウスは1885年にゴーラール=ギブス方式の米国での権利を買い、これが米国の交流送電の出発点の一つになった。
- 年
- 1884年
- 人物・組織
- リュシアン・ゴーラール/ジョン・ディクソン・ギブス
- 場所
- ロンドン・トリノ
- 地域
- ヨーロッパ
- 分野
- 電気・通信 / 電力(発電・送電)
- 時代
- 産業革命期
38件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
17段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
これを土台に生まれたもの
- まだ登録されていません
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から17段でゴーラール=ギブスの二次発電機による交流送電(トリノ〜ランツォ)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約3万8千年前磨製石器
- 前7000年頃銅の利用
- 前5000年頃銅の製錬(鉱石から金属を取り出す)
- 前3500年頃失蝋鋳造
- 前3300年頃青銅器
- 前200年頃錬丹術・錬金術
- 8世紀蒸留
- 1200年頃亜鉛の蒸留製錬
- 1800年ボルタ電池
- 1820年電流の磁気作用
- 1820年アンペールの法則
- 1825年電磁石
- 1831年電磁誘導
- 1832年自己誘導(ヘンリー)
- 1851年誘導コイル(ルームコルフコイル)
- 1884年ゴーラール=ギブスの二次発電機による交流送電(トリノ〜ランツォ)
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すべてのつながり
技術的な土台2件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
きっかけ・需要1件
直接の部品ではないが、生まれる動機や手本になったもの。
これを先行例とするもの1件
この発明のあとに、独立して似たものを生んだ例。
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