機械・動力・輸送
ガリレオの振り子時計構想
振り子で脱進機を制御する時計を構想し(1637)、息子が1649年に試作したが未完成に終わった。ホイヘンスと独立の先行例で、ホイヘンスは1656年に実動に成功。
振り子は、振れ幅が小さいうちは1往復の時間がほぼ一定になる。この性質を時計の調速に使えば、当時の機械式時計よりずっと正確になる、というのが構想の核心である。ガリレオは脱進機、つまり歯車を一歯ずつ送り出す部品を振り子で動かす案を考えたが、晩年は視力を失っており、図は弟子のヴィヴィアーニが描き残した。
息子のヴィンチェンツィオが1649年に製作に取りかかったものの、完成前に亡くなった。そのため、この構想は実際に動く時計としては残っていない。ホイヘンスはこの案を知らずに1656年に振り子時計を完成させたとされ、以後の精密時計の基本形になった。ガリレオが若い頃に教会のランプの揺れを見て着想したという有名な話は、後の伝記に出てくる逸話で、確かな裏づけは乏しい。
- 年
- 1637年
- 人物・組織
- ガリレオ・ガリレイ/ヴィンチェンツィオ・ガリレイ
- 場所
- フィレンツェ(アルチェトリ)
- 地域
- ヨーロッパ
- 分野
- 機械・動力・輸送 / 時計・からくり
- 時代
- 近世
51件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
17段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から17段でガリレオの振り子時計構想に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1637年ガリレオの振り子時計構想
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技術的な土台2件
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