光学・物理
DMD(デジタルマイクロミラー素子)
シリコン上の微小鏡をCMOSメモリで傾け、光を画素ごとにオンオフする。1996年にDLPプロジェクタとなり、デジタル映画の上映の主力。
表面にアルミニウムの小さな鏡が並び、一つが画像の一画素になる。一辺は数〜十数マイクロメートルである。鏡は細いばねの上にあり、下のCMOSメモリに書いたデータで静電気の力が働いて、10度前後、左右どちらかに傾く。一方ではレンズへ、他方では吸収板へ光が向かうので、画素のオンとオフが切り替わる。
明るさの階調は、一コマの間にオンになっている時間の割合で作り、鏡を1秒間に何千回も傾ける。色は、回転する色フィルターで赤緑青を順に当てるか、三枚の素子を使って作る。テキサス・インスツルメンツの商標はDLP(デジタル・ライト・プロセッシング)で、素子そのものがDMDである。
- 年
- 1987年
- 人物・組織
- ラリー・ホーンベック(テキサス・インスツルメンツ)
- 場所
- ダラス
- 地域
- 北アメリカ
- 分野
- 光学・物理 / 映像・ディスプレイ
- 時代
- 20世紀
329件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
38段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から38段でDMD(デジタルマイクロミラー素子)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1643年気圧計
- 1650年真空ポンプ
- 1661年元素の概念と気体の法則
- 1774年酸素の発見
- 1789年近代化学(質量保存の法則)
- 1803年原子説
- 1811年分子仮説(アボガドロ)
- 1860年気体分子運動論
- 1877年統計力学
- 1900年量子仮説
- 1905年光電効果の理論
- 1924年ド・ブロイの物質波
- 1925年量子力学
- 1931年固体のバンド理論
- 1940年pn接合
- 1947年トランジスタ
- 1948年接合型トランジスタ
- 1954年シリコントランジスタ
- 1958年集積回路
- 1971年マイクロプロセッサ
- 1987年MEMS(微小電気機械システム)
- 1987年DMD(デジタルマイクロミラー素子)
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技術的な土台2件
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