光学・物理
エレクトロルミネセンス(デストリオ効果)
硫化亜鉛の粉末を絶縁油に分散させ、交流電界で発光させた現象(1936年報告)。粉末硫化亜鉛の電界発光の最初で(炭化ケイ素での電界発光は1907年にラウンドが報告)、EL表示の物理的前提となった。
蛍光体は、紫外線や電子線を当てると光る。デストリオは、硫化亜鉛の微粉末を絶縁性の液体に混ぜて二枚の電極で挟み、交流の電圧をかけて、光を当てなくても粉末が光ることを報告した。粒子の中の局所的な強い電界で電子が加速され、発光の中心を励起すると解釈された。電圧の周波数を上げると明るくなる。
固体の電気発光の観察はこれが最初ではなく、1907年にラウンドが炭化ケイ素の結晶に電圧をかけて光を得ている。ただしデストリオは硫化亜鉛の粉末を使った発光を詳しく調べ、その性質を明らかにした。この粉末型ELは、のちに薄い膜を使った表示パネルやバックライトに発展した。有機ELは電流を流して光らせる別の原理だが、電気で固体を光らせる研究の延長にある。
- 年
- 1936年
- 人物・組織
- ジョルジュ・デストリオ
- 場所
- パリ
- 地域
- ヨーロッパ
- 分野
- 光学・物理 / 映像・ディスプレイ
- 時代
- 20世紀
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エレクトロルミネセンス(デストリオ効果)1936年
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