機械・動力・輸送
水位一定の浮き子式水時計(クテシビオス)
浮きで供給弁を開閉して水位を一定に保ち、浮きの棒と歯車で針を回す。流量を自動で一定にするフィードバックの最初期例で、水時計を時刻の精度で測れる機械にした。
それまでの水時計は、水槽の水が減ると水圧が下がって流れが遅くなり、時間がたつほど目盛りの進みがずれた。クテシビオスは供給槽に浮きと弁を組み込み、水位が下がれば弁が開き、上がれば閉じて水位を保つようにし、細い穴から出る水量を一定にしたとされる。受け側の容器では水面の浮きが棒を押し上げ、棒の歯が歯車を回して針を動かした。
クテシビオス自身の著作は残らず、構造はウィトルウィウスの建築書の記述で知られる。水位を自分で保つ工夫は、のちの水時計の設計にも受け継がれた。
- 年
- 前270年頃
- 人物・組織
- クテシビオス(ウィトルウィウスの記述による)
- 場所
- アレクサンドリア
- 地域
- 中東・イスラム圏
- 分野
- 機械・動力・輸送 / 時計・からくり
- 時代
- 古典古代
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。火の使用から4段で水位一定の浮き子式水時計(クテシビオス)に至ります。
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