材料・製法製品・サービス
直接染料(コンゴレッド)
媒染なしで綿を直接染める合成アゾ染料(直接染料)の早い例。染色工程を単純にした一方、堅牢度が低く、のちの反応染料へ向かう課題を残した。
それまでの綿の染色は、染料が繊維に付きにくいため、媒染剤(金属塩など)で下地を作る手間が必要だった。コンゴレッドは細長い分子が綿のセルロースに沿って並んで直接染まるので、染め液に綿を浸すだけで済んだ。色はあざやかだが、洗濯や日光に弱く、酸に触れると青く変わる。この性質から、後に酸の試験薬にも使われた。
名前はコンゴの地名に由来するとされ、当時のベルリン会議が話題になったことが背景にあると言われる。直接染料の堅牢度の低さは、1950年代に繊維と化学結合する反応染料が出るまでの課題だった。
- 年
- 1884年
- 人物・組織
- パウル・ベッティガー(バイエル社、のちアグファに特許売却)。先行例の主張もある
- 場所
- エルバーフェルト・ベルリン
- 地域
- 中東・イスラム圏
- 分野
- 材料・製法 / 化学工業
- 時代
- 産業革命期
71件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
26段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から26段で直接染料(コンゴレッド)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1643年気圧計
- 1650年真空ポンプ
- 1661年元素の概念と気体の法則
- 1774年酸素の発見
- 1789年近代化学(質量保存の法則)
- 1803年原子説
- 1813年元素記号と原子量表
- 1828年有機化学の成立(尿素合成)
- 1856年合成染料(モーブ)
- 1884年直接染料(コンゴレッド)
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すべてのつながり
技術的な土台2件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
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