材料・製法
穿孔紙帯・穿孔カードによる織機制御(ブション/ファルコン)
穿孔した紙帯で引き上げる経糸を選ぶ織機。ファルコンが紙帯をカードの鎖に替え、ジャカール織機(1804)の直接の先行例となった。
経糸を持ち上げて緯糸を通す織機では、模様を織るには、どの経糸を持ち上げるかを一段ごとに決める必要がある。これまでは、助手が模様に合わせて紐を引いて経糸を選んでいたため、時間がかかり、人の誤りも出やすかった。ブションは、穴を開けた紙帯に針の列を押し当て、穴の位置にある針だけが通るようにして、持ち上げる経糸を機械的に選んだ。
ファルコンは、紙帯を個別のカードにして鎖状につなぎ、取り替えや保管をしやすくした。穴のパターンを記録媒体として使うという考えが、ここで確立した。後にヴォーカンソンの自動化を経て、ジャカールが全体を統合し、1804年のジャカード織機に至る。この穴あきカードは、のちにバベッジが解析機関の入力に使うことになる。
- 年
- 1725年
- 人物・組織
- バジル・ブション(1728年にジャン=バティスト・ファルコンが穿孔カード連鎖に改良)
- 場所
- リヨン
- 地域
- ヨーロッパ
- 分野
- 材料・製法 / 紡績・織物機械
- 時代
- 近世
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から8段で穿孔紙帯・穿孔カードによる織機制御(ブション/ファルコン)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約9万年前骨角器
- 約5万年前縫い針
- 前6000年頃織機
- 前2700年頃絹(養蚕)
- 前200年頃空引機(紋織機)
- 1725年穿孔紙帯・穿孔カードによる織機制御(ブション/ファルコン)
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すべてのつながり
技術的な土台2件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
これを土台にしたもの1件
この発明・発見を技術的な前提としているもの。
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