制度・経済
バイ・ドール法(公的研究成果の大学帰属)
連邦資金による発明の特許を大学や中小企業が取得し企業に許諾できると定めた。ウィスコンシン(WARF)などが連邦機関と結んだ機関特許協定(1968〜)を一般化し、大学の技術移転機関と大学発企業の制度的な基盤になった。
1970年代まで、連邦政府の資金で生まれた発明の特許は原則として政府が持ち、企業には非独占でしか許諾しなかった。独占権がなければ企業は製品化の投資をせず、政府が持つ約2万8千件の特許のうち実施されたものはごく少なかった。大学が個別に連邦機関と協定を結んで特許を持つ例もあったが、手続きは機関ごとに違い時間がかかった。1980年12月に成立したこの法律は、大学・非営利団体・中小企業が発明を自ら所有して独占的に許諾できると一律に定め、発明者への収益配分と、政府が無償で使える権利を条件とした。
同じ1980年に認められたコーエンとボイヤーの遺伝子組換え特許がスタンフォード大学に大きな収入をもたらし、各大学は技術移転機関を設けて特許の出願と許諾を進めた。大学発のバイオ企業が増える一方、公費による研究成果を私企業が独占することへの批判も続いている。
- 年
- 1980年
- 人物・組織
- アメリカ議会(バーチ・バイ/ボブ・ドール)
- 場所
- ワシントン
- 地域
- 北アメリカ
- 分野
- 制度・経済 / 知識・規格・制度
- 時代
- 20世紀
89件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
20段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
これを土台に生まれたもの
- まだ登録されていません
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から20段でバイ・ドール法(公的研究成果の大学帰属)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 前250年頃浮力の原理
- 前250年頃てこ・揚水スクリュー
- 1604年頃落体の法則と実験科学
- 1620年科学的方法の定式化
- 1665年学術誌・科学アカデミー
- 1810年研究大学(ベルリン大学)
- 1980年バイ・ドール法(公的研究成果の大学帰属)
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すべてのつながり
技術的な土台2件
これがなければ成り立たなかった技術・知識。
きっかけ・需要2件
直接の部品ではないが、生まれる動機や手本になったもの。
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