光学・物理
アナグリフ(赤青メガネの立体視)
左右の絵を赤と青で重ね、色フィルタのメガネで分けて立体に見せた。一枚の画面で立体視でき、ステレオスコープの専用装置を要しない。1858年にダルメイダが投影で実演。
左右の目に少しずれた絵を見せれば、頭の中で奥行きが生じる。ステレオスコープは、左右の絵を別々に見せるために鏡やレンズの装置を使った。ロルマンは、左右の絵を赤と青の二色で同じ紙に重ねて描き、各色のフィルタを付けた眼鏡で見る方法を考えた。赤いフィルタの眼鏡では赤で描かれた線が白い背景に溶けて見えなくなり、青の線だけが黒く見える。もう一方の眼はこの逆になるので、各眼に別々の絵が届く。
名前は、浮き彫りを意味するギリシャ語に由来する。写真の分野ではデュコ・デュ・オーロンが1891年に印刷物で使い、普及させた。色を分離に使うため、元の絵の色は正しく再現できず、色の薄い像や両眼の見え方の差による疲れも出る。それでも眼鏡だけで済む手軽さから、のちに映画や雑誌の立体表現に広く使われた。
- 年
- 1853年
- 人物・組織
- ヴィルヘルム・ロルマン
- 場所
- ドイツ
- 地域
- ヨーロッパ
- 分野
- 光学・物理 / 映像・ディスプレイ
- 時代
- 産業革命期
30件の発明・発見が土台にある
最も古いもの:打製石器(オルドワン石器)(約290万年前)
16段の系譜をさかのぼれる
ルーツをたどる
直接のつながり
技術的な土台 きっかけ・需要
ルーツをたどる
「技術的な土台」の線だけを古い方へたどったとき、最も長くつながる系譜です。打製石器(オルドワン石器)から16段でアナグリフ(赤青メガネの立体視)に至ります。
- 約290万年前打製石器(オルドワン石器)
- 約170万年前握斧(ハンドアックス)
- 約30万年前ルヴァロワ技法
- 約5万年前石刃技法
- 約2万年前細石器
- 約1万2千年前鎌
- 前9500年頃農耕(小麦・大麦の栽培)
- 前5000年頃灌漑農業
- 前2000年頃測量幾何学
- 前580年頃演繹的証明の始まり
- 前500年頃ピタゴラスの定理
- 前450年頃無理数の発見
- 前370年頃取り尽くし法
- 前300年頃『原論』(公理的幾何学)
- 1415年頃線遠近法
- 1838年ステレオスコープ
- 1853年アナグリフ(赤青メガネの立体視)
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